日刊ゲンダイで今月から書評連載を始めました。
第2回目は、『性風俗世界を生きる「おんなのこ」のエスノグラフィ――SM・関係性・「自己」がつむぐもの』(熊田陽子)です。
首都大学の客員研究員である著者が、実際に都内のデリヘル店の受付スタッフとして働き(!)、7年間にわたって大勢の働く女性の生の声を集め、文化人類学的な視点から分析した力作です。
かなり堅めの学術書ですが、読みごたえは抜群なので、雪で外出できない日は、ぜひ本書に挑戦されてみてください。
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